ベルト剥がれ修理 #8

合わせ物ベルトの剥がれ修理事例のご紹介です。

ノーステッチフェザー合わせベルトの再接着、コバ補修を行います。

ノーステッチフェザー合わせベルトの首元部分。黒い革に四角いバックル。

バックル、剣先に、スイスのファッションブランド『BALLY(バリー)』の刻印が入っています。

ノーステッチフェザー合わせベルトの剣先部分。黒い革に『BALLY』の刻印。

裏側です。

ノーステッチフェザー合わせベルトの首元部分裏側。ブラウンの革に四角いバックル。

問題の剥がれの状況はこんな感じです。

ノーステッチフェザー合わせベルトが丸まっている。革が全体的に剥がれている。

ほぼ全体に渡り、表革と裏革の2枚に分かれてしまっています。

ノーステッチフェザー合わせベルトの首元部分。革が表と裏とに剥がれている。

 

作業を開始します。
バックルの刻印が入っている部分を起こすと、ベルトを外せるようになる仕組みです。

ノーステッチフェザー合わせベルトの首元部分。バックルの一部が起き上がっている。

所々瞬間接着剤のようなものの跡が残っています。

剥がれたベルト。黒とブラウンの革。

瞬間接着剤を使うと革がカチカチに固まってしまい、修復不可能になってしまう事があります。
剥がれたベルトの修理は迷わずプロにご依頼ください。

剥がれたベルトのピン穴剣先部分。黒とブラウンの革。

革に残っていた接着剤やゴミを取り除きました。

剥がれたベルト。黒とブラウンの革。
剥がれたベルト。黒とブラウンの革。

表裏それぞれにノリを塗ります。

剥がれたベルト。黒とブラウンの革にノリが塗られている。

貼り合わせてコバを塗り直しました。

黒いベルトの側面。

伸びて余ってしまった表革を切り落とします。

ブラウン革のベルトと切り落とされた黒い革。

金具を取り付け直したら完成です。

ノーステッチフェザー合わせベルトの首元部分側面。黒い革に四角いバックル。
ノーステッチフェザー合わせベルトの剣先部分側面。黒い革。
ノーステッチフェザー合わせベルトの全体。丸められている。

ご利用ありがとうございました。
(画像の使用については、お客様に許可をいただいております。)

KNOTにもノーステッチベルトあります。
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