ベルト剥がれ修理 #13

合わせ物ベルトの剥がれ修理事例のご紹介です。

H型の中一バックルが付いたベタ合わせリバーシブルベルトの剥がれ部分を、接着、コバ補修、ステッチ掛け直し作業で修理します。


表革はダークブラウンのスムースレザーです。


裏側です。
裏はブルーのシボ革です。


バックルピンにストレートな形状のものが使われており、バックルをひっくり返す事で両面着用可能な仕組みになっています。
バックルと革にフランスのファッションブランド『HERMES(エルメス)』の刻印が入っています。

過去のエルメス商品修理事例もどうぞご覧ください。
ベルトリメイク #6


問題の剥がれ箇所です。
ピン穴脇部分のステッチ糸が切れてしまい、表革、芯材、裏革の3枚に剥がれています。


反対側も同じ状態です。

 


作業を開始します。
剥がれ部分に残っている糸を取り除きます。


まず裏革と芯材を接着します。


表革も接着し、コバを磨いて塗料を塗り直します。


反対側も同様に接着、コバ補修をしました。


糸の切れた部分にステッチを掛け直したら完成です。


違和感なく仕上がったのではないかと思います。

 

ご利用ありがとうございました。
(画像の使用については、お客様に許可をいただいております。)

KNOTのリバーシブルベルトもどうぞご覧ください。
SHRUNKEN LEATHER ELASTIC BELT(KMK-0112)

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