ベルト剥がれ修理 #10

合わせ物ベルトの剥がれ修理事例のご紹介です。

フェザー合わせベルトの再接着、コバ補修、補強ステッチ掛けを行います。
2本まとめてご依頼いただきました。

黒いノーステッチベルト2本の首元部分。ガラス調革の艶アリと艶ナシ。

どちらもノーステッチの黒いベルトです。

黒いノーステッチベルト2本の剣先部分。ガラス調革の艶アリと艶ナシ。

ガラス調の艶アリと艶ナシの革です。

ノーステッチベルト2本の首元部分裏側。茶系のガラス調革とスムース革。

裏は茶系で、ガラス調とスムース革です。

銀色の帆型バックル裏側。『Berluti』刻印入り。

艶アリの方のバックルには、フランスのブランド『Berluti(ベルルッティ)』の刻印が入っています。

黒ニッケルのベルト金具サルカン部分。『Zegna』刻印入り。

艶ナシの方は、イタリアのファッションブランド『Ermenegildo Zegnaエルメネジルド・ゼニア)』の刻印入りです。

2本のベルト側面。ピン穴付近が剥がれている。

問題の剥がれ箇所は、いずれのベルトもピン穴部分です。

 

2本の金具が取り外されたベルト。

作業を開始します。
それぞれベルト本体から金具やサル革を取り外します。

2本のベルト側面。剥がれ部分にノリを塗ったところ。

剥がれている部分に隙間からノリを塗り伸ばします。

2本のベルト側面。コバが荒れている。

ノリが乾いたら出来るだけコバやピン穴がずれないよう接着します。

2本のベルト側面。コバが綺麗に塗り直されている。

コバを磨いて染色します。

2本の黒いベルト剣先部分。ベルト周囲にステッチが掛けられている。

ベルト全体にステッチを掛けて補強します。

黒い2本の首元部分。ガラス調革の艶アリと艶ナシ。

先ほど取り外した金具類を元通り取り付けたら完成です。

ベルト2本の首元部分裏側。
黒いベルト2本の側面。

ご利用ありがとうございました。
(画像の使用については、お客様に許可をいただいております。)

KNOTにもノーステッチベルトあります。
attire ITALIAN ADVAN LEATHER (KNA-1004)

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