サル革作成&縫い付け #1

合わせ物ベルトの修理事例ご紹介です。

フェザー合わせベルトの首元ステッチがほつれてしまい、サル革(ベルトループ)がなくなってしまったとの事で、似寄りの革で新たに作成し取り付けます。

カーブベルトと呼ばれる、帯が大きく湾曲したベルトです。
体に馴染みやすいという利点がありますが、通常のベルトより革の使用量が増えるため、価格が割高になってしまいます。

伊勢丹のオリジナルブランド、『ISETAN MEN'S(イセタンメンズ)』の刻印です。
フランスのカーフ革を使用しているようです。

作業を開始します。
在庫から似寄りの革を探し、サル革を作ります。
ベルトに合わせて芯材を入れ、少し盛り上げる作りにしました。

この機械でサル革を輪にします。

カスガイという金具がホチキスのような仕組みで打ち込まれます。

美錠とサル革をセットして、ロー引き糸で手縫いします。

完成しました。
それほど違和感なく仕上がったかと思います。

ご利用ありがとうございました。

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