ベルトサイズカット #70
一枚物ベルトのサイズ直し事例ご紹介です。

ピン穴横に数字が刻印されています。
馬具の鎧をモチーフにしたデザインです。

以前にも同様の刻印がされたベルトを修理した事があります。
よろしければそちらもご覧ください。
ベルトサイズカット #13
裏側です。
サル革も手縫いで留められています。

『JABEZ CLIFF(ジャベツクリフ)』の刻印が押されています。
ジャベツクリフは、200年以上の歴史があるイギリスの馬具メーカーです。

剣先部分には『36』の刻印。
おそらくサイズでしょう。

作業を開始します。
手縫いの糸を切って、美錠と帯、サル革を分解します。

物差しで測ってカットする位置などを決めます。
それにしても大きな小判穴です。

先ほど決めた位置に印を付けて、残った糸も綺麗に取り除きます。

帯をカットします。
残った元々の手縫いの穴をそのまま使う事にしました。

折り曲げる部分を薄く漉きます。

印に合わせて小判穴を開けます。
大きな穴あけもちょうどいいサイズのものがありました。

裁断面を染色します。

菱目打ちと菱錐で手縫いの穴を開けます。
元々の穴のピッチに合うよう調整します。

二本針で手縫いします。
サル革を一緒に縫い込むのでちょっと大変です。

完成しました。
針穴を再利用できたおかげでスッキリ仕上がりました。


ご利用ありがとうございました。
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