ベルトサイズカット #38

合わせ物ベルトのサイズ直しのご依頼です。
2本まとめてご依頼いただきました。

スウェードのフェザー合わせのベルトをカットします。
写真の奥に映る、金属製のループを『サルカン』と言います。
なぜそんな名前なのか調べてみようと検索したのですが、どういう訳か釣りに関するサイトばかりが表示されてしまい(こんな感じ)、結局この金具については全くわかりませんでした。
どうやら世間的には、『サルカン』と言えば、釣り用具のこととされているようです。
ベルト用の『サルカン』情報お待ちしております。


剣先に飾り金具が付いています。
この金具は、『先金(さきがね)』や、イタリア語で『プンターレ』などと呼ばれています。
ちょっと気になったので、『先金』で検索してみたのですが、今度はゴローズのフェザーばかり出てきます(こんな感じ)。
ベルトなんて全く出てきません。
改めてベルト業界用語のガラパゴスぶりに衝撃を受けております。

これが先金(さきがね)です


裏側です。
金具に色々刻印されています。

SOLID BRASS


この『EUROMETAL』はよく見かけるのですが、調べても詳しい事がわかりません。
イタリアの金具屋さんの屋号なんでしょうか?
きっと上手な方が調べれば情報が出てくるんでしょうが、検索って難しいですね。

お馴染みEUROMETAL


『Saddler’s』と刻印がされています。
このベルトは、イタリアのベルトメーカー『Saddler’s(サドラーズ)』の商品です。
ホームページの情報によると、自社製品の生産以外にも、有名ブランドのOEMを多く手掛けているとの事で、どうやら完全なる同業者と言えそうです。
一緒に飲みに行ったら盛り上がりそうな予感がします。

ウエスト90cm/全長105cmという意味でしょうか


先金の裏側です。
小さな丸い鋲(?)のようなもので留めてあります。

EUROMETAL2


作業を開始します。
ステッチを外して金具を取り外します。

サルカンの裏にも刻印がありました。
また『EUROMETAL』です。

EUROMETAL3


カットする位置と小判穴を開ける位置に、銀ペンで印をします。


印の位置で真っ直ぐカットして、彫刻刀で角を丸く落とします。


折り曲げる部分をコバ漉き機で薄くします。
厚みの目安は2mm前後です。
両脇のステッチは一緒に切れてしまいましたので、後で縫い直します。


美錠のピンが通る小判穴を開けます。


裁断面を染色します。
それぞれグレー、ネイビーの塗料を塗ります。
ちょうどいい色の塗料が都合よく在庫にある事は稀で、多くの場合絵の具のように複数の色を混ぜ合わせて、革に合う色を作ります。
作った色をとっておこうとすると、あっという間に保管場所が足りなくなってしまうので、基本的には使い切りで、その都度調色しています。

グレーとネイビー


革漉きで切れてしまった部分を縫い直し、金具をセットして首縫いをしたら完成です。

ご利用ありがとうございました。
お問い合わせだけでも結構です。お気軽にご連絡ください。

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