バックル縫い直し、サル革作成

外れてしまったバックルの縫い直し、紛失してしまったサル革の作成をご依頼いただきました。

こちらのベルトです。
4箇所手縫いで留めてあった痕跡があります。
サル革は、バックルが外れた拍子に何処かに行ってしまったようです。

サル革がありません


このベルト、伸ばして置いて見ると、弧を描くように曲がっています。
このようなベルトは『カーブベルト』と呼ばれ、ストレートのベルトに比べウエストにフィットし易いようになっています。
真っ直ぐなベルトを使っていくうちに、背中に当たる部分から曲がってくるのを経験した事がある方も多いかと思います。
予めカーブさせて作る事で、ベルトも痛まず、締め心地もいいというのがカーブベルトの良いところです。
デメリットもありまして、ストレートのベルトよりも革の取り都合が悪くなる上、より手間もかかる為、価格が高くなってしまいます。
カーブとストレートのどちらが良いのかは、その価格差をどう考えるかによって変わってきます。

カーブしています

KNOTの商品にもカーブベルトがございますので、一度ご覧いただければ幸いです。
KNOTオンラインショップ【Morikawaシリーズ】
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裏側に刻印がありました。
ISETAN MEN’S(イセタンメンズ)』という、伊勢丹メンズ館のプライベートブランドのロゴです。
フランス産のカーフ(仔牛革)を使って、日本で作られているようです。

素押しです


コバの部分をよく見てみると、裏の革をヘリ返しています。
以前ご紹介しました『フランス合わせ』の作りです。


作っているところを撮り忘れてしまいましたが、ベルト状に出来上がったサル革を、輪にしていきます。
まずちょうど良い長さに切ります。
ベルトの幅、厚みにより、ちょうど良い長さは変わってきますので、しっかり確認して裁断します。

緩くてもキツくてもダメです


こちらはサル革を輪にする機械です。
名前は、、、、、わかりません。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

下のレバーのような物を踏むと、『カスガイ』と呼ばれる金具が打ち込まれて、サル革が輪になります。
カスガイが留まる仕組みは、ホッチキスと同じです。

サル革をこの部分にはめ、レバーを踏み込みます
両端を繋いで輪にしている金具がカスガイ


完成したサル革と美錠をセットして、手縫いで仕上げます。
糸はロー引きのビニモを使用します。


出来上がりました。
サル革とベルト、あまり違和感がないように思えますがいかがでしょう?

ご利用ありがとうございました。
お問い合わせだけでも結構です。お気軽にご連絡ください。

ベルトはもちろん、鞄、ハンドバッグ、財布など、皮革製品全般修理します。【KNOTのリペアサービス】
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