ベルトサイズカット #19

ベルトのサイズ直しのご紹介です。
ヴィンテージ革の細幅一枚物ベルトです。

革表面の色ムラやシワが凄いですが、品物が古いわけではなく、わざとこういった加工を施してある新品です。


ピン穴とピン穴の間に、色が掠れたところがあります。

恐らく、バックルが当たって革の表面が剥げたという、使用感を出しているものと思われます。
芸が細かいですね。

首元の裏側には大きくサイズの刻印入り。
美錠には、『イタリア製で、素材は無垢(SOLID)の真鍮(BRASS)です。』と書いてあります。
『無垢(まじりけのない)』の『真鍮(錫と亜鉛の合金)』って矛盾している気がするのは私だけでしょうか。


ベルト裏の刻印です。
ヴィンテージ加工をしているせいか見づらいですが、『RRL(ダブル アール エル)』とあります。
アメリカのファッションブランド、『RALPH LAUREN(ラルフ ローレン)』の、ヴィンテージラインです。
『100% LEATHER』という表記も珍しいですね。


それでは作業を始めます。
ご依頼主様のウエストサイズに対してかなり長かったようで、剣先側を大幅にカットしていきます。
カット位置と新たにピン穴を開ける箇所に、銀ペンで印を付けていきます。


抜型で剣先をカットします。
似た形状の抜型を探し、曲がらないよう慎重に行います。


お次はピン穴を開けていきます。
こちらは穴を開ける『ポンチ』と呼ばれる道具です。
写真に写っているのは、弊社所有ポンチの一部でして、これ以外にもまだまだ山ほどあります。
この大量のポンチの中から元の穴に近い形状のものを探し出します。

ポンチの数々


良さそうなのが見つかりました。
早速開けてみます。


いい感じのサイズです。
ビンテージ加工で真っ直ぐではなくなっているベルトに、一個ずつ手作業で穴を開けていくので、曲がらないようにするのが大変です。


先ほどカットした剣先の裁断面を、他の裁断面と違和感が出ないように加工をしました。
我ながら中々よく出来ていると思いますがいかがでしょう。

コバもダメージ加工


元の剣先と比べるとこんな感じです。

修理品を受け取ったお客様から、「大変満足している」とのご連絡をいただきました。
わざわざご連絡いただきありがとうございます。
大変励みになります。

ご利用ありがとうございました。

ベルトはもちろん、鞄、ハンドバッグ、財布など、皮革製品全般修理します。【KNOTのリペアサービス】
http://www.knot-belt.com/repair.html

うちのお店もどうぞ覗いていってください。
【KNOTオンラインショップ】
https://www.knot-belt.com

Makuakeにて目標金額622%達成!
【本革ストレッチベルトプロジェクトページ】
https://www.makuake.com/project/knot-belt/

ページトップへ