ベルトサイズカット #11

恒例サイズカットのご依頼です。
直付け美錠使用のフェザー合わせベルトです。
直付け美錠とは、美錠とサイズ調整金具(オメガ)が一体になっているタイプの金具です。
これはサルカン(金属製ループ)も付いています。

直付け金具

美錠に『dunhill(ダンヒル)』の刻印が入っています。言わずと知れた、イギリスロンドン発の高級ファッションブランドです。このベルトもお高いんでしょうか?

直付け金具のベルト本体に近いところにも同じ刻印が施されています。

裏側はこんな感じです。

サル革(ループ)がテープで吊り下げられています。私たちはこのタイプのサル革を『吊り革(つりかわ)』と呼んでいます。電車のアレと一緒です。

これと、

これ。

写真提供 ソザイング

まあ似てますよね。
『吊り革』わかりやすくていいと思います。

金具裏側にも何か数字が刻印されています。
『1』、『8』、菱形の中に『AD』、『9』、『3』とあります。
しばらく意味がわからなかったんですが、この記事を書くにあたり少し調べたところ、アルフレッド・ダンヒルさんが父親から家業を受け継ぎ、衣類等の製造を始めたのが1893年だったそうです。
おそらくこの刻印は、その年を示す『1893』と、アルフレッド・ダンヒルさんのイニシャル『AD』なんではないかと思われます。
多分合ってそうな気がします。

帯の裏にも刻印があります。
左からダンヒルのロゴ、サイズ、イタリア製、本革、IMS1117。
最後のは品番でしょうか?わかりません。

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さあ金具を外します。裏側に窪みが2箇所あるで、ここにマイナスドライバーの小さいのを差し込みます。金具を傷つけないよう慎重にやらなくてはなりません。そしてテコの原理で開けていきます。

開きました。

このギザギザでベルトを固定します

美錠の軸にプラスティックの筒のようなものが巻いてあります。これは初めて見ました。なんだかわかりませんが、何かしら理由があって巻いているはずなので、今度金具屋さんに聞いてみます。

カットする長さを測り、銀ペンでカット位置に印を付けます。

まっすぐ綺麗に切れました。

再び金具を取り付けて完成です。
金具もピカピカに磨いておきました。

KNOTのリペアサービスのご紹介でした。
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